- 教育活動(高校)
「誰かの役に立つ」ということ(高1編)
6/16(土)の生徒総会終了後に、高校1年B組~H組(A組は6/15(金)に実施)全員で「義手づくり」を行いました。
まず最初に、株式会社ホープスの大川様(平成25年度卒)より、今回のHelping Hands プログラムの趣旨を動画を交えてご説明いただきました。
取り組みで使用した義手のキットは、株式会社ホープスのHelping Handsプログラムとして提供いただきました。
完成した義手は、株式会社ホープス様より、米国のOdyssey teams, inc.に送られ、世界各地で義手を必要とする人々に配布されます。
高校生がHelping Handsプログラムを行うのは、本校が日本で初めての試みということになります。
普段、小さな部品を組み立てたりする作業は、男女問わずほとんど経験が無い中ではありました。
説明書を見ながら四苦八苦しつつ、また、各班でコミュニケーションをとりつつ作業を行いました。
今回の取り組みでは、義手自体の作成もさることながら、義手を納めるケースに思い思いのメッセージや絵を描くことも大きなミッションの一つでした。
大川様からのレクチャーの中で、
・相手は日本人ではないこと
・必ずしも英語を喋れるとは限らないこと
そういった制約の中で各自のアイディアが試されました。ある班は、「こんにちは」を世界の言語で書いたり、ある班はアニメのキャラクターを描いたりと、たくさんのアイディアが見られました!
どうなることかと思いましたがそんなことは杞憂に終わり、ほとんどのグループが義手を完成させ、ケースにメッセージや思い思いの絵を描くことが出来ました!
1時間ほどの作業時間ではありましたが、多くの生徒がキットを完成させることができ、自分の取り組みが直接誰かの役に立つという経験を積むことができたのではないかと思います。
また、6/24(月)の週をかけて、まだ手付かずのキットや、6/15(土)の取り組みで完成に至らなかった義手を最終的に完成させる生徒を募ったところ、20名弱の生徒が協力を申し出てくれ、限られた時間ではありましたが、一つでも多くの義手を世界に届けるために貢献してくれました!
多くの生徒が初の体験だったにもかかわらず、楽しく、そして真剣に今回の義手づくりに取り組み、「自分のアクションが世界の誰かの為になる」という経験を積めたと思います。
今回の経験を、「自分事」としてとらえ、今後の学校生活に生かしていってほしいと思います!