【中学３年】論語講座（最終回）

12月19日に二松学舎大学に伺い、論語講座（最終回）を受講しました。

町教授から「渋沢栄一と三島中州　ー道徳と経済の一致ー」というタイトルの講座をしていただきました。
初めに、「教えられるのを待つのではなく、自分たち自身で『問い』を持って学んでほしい」
というメッセージを伝えられました。
二松学舎大学の創設者の三島中州や第３代舎長の渋沢栄一が
なぜ論語の考えなどに至ったのかなどの背景を教えていただきました。
その上で、「義利合一論」について考えました。

また、そうした過去の考え方を学ぶことにより、
昨今、SDGsの必要性が叫ばれているなか、自分の利益・公共への義理について改めて気付きを得ました。
今回のこの講座から生徒は今後「どう生きるか」という答えのない問いを考えていくのではないでしょうか。

そのあとは、大学内をご案内いただきました。
キャンパスの13階から武道館とその奥にあるスカイツリーをセットで眺めたり、千鳥ヶ淵を見下ろしたりして、どれだけ都会の中にある大学なのか感じました。
図書室やラーニング・コモンズなど大学ならではの充実した施設も体験することができました。
昼食は食堂を利用させていただき、安くて何にしようか楽しそうに迷い、まだ食べられるということで、追加でおかわりを頼む生徒もいました。

午後は靖国神社に向かい、戦争に関わったものが祀られている場所を見学しました。
特攻した人や戦争に向かった人だけではなく、戦艦や馬、看護師など多くの人が戦争のために、命が絶たれたということを改めて実感しました。

年を明けるとあっという間に卒業となります。
最後に桜の標本木にて、生徒諸君の人生の開花があるようにと願い写真をとりました。