教科指導の特長
情熱と深い愛情が
信頼を生む
生徒に慕われ、信頼されるには、教職員が自らチャレンジを続け、それを楽しみ、そして生徒に対する深い愛情を持たなければなりません。本校では意欲的に教職員の研修に取り組み、生徒への積極的なアプローチを推奨しています。
また初年度教育から始まる「見えない学力」を伸ばすことも、教職員の大事な指導の一つです。アース・プロジェクトを通じて、生徒と一緒に考え、共感したことを授業にも生かしています。
自然と英語に触れ、
英語を身近に感じる
「見える学力(=知識・技能)」と「見えない学力(=教養・発信力)」の2つの学力を養うために、成立学園の英語科では「英語5技能の育成」を目標としています。従来の4技能に加えて、教養や発信力、表現力を5技能目として定義し、英語をツールとして用いてそれらを身につけます。
具体的には、多読活動で読んだ様々な英語の本の内容に関するブックレビューを英語で実施したり、ナショジオ学習で学んだ内容を英語でスピーチする機会を設けています。また、成立学園の特徴の一つである豊富な学校行事をテーマにライティングに取り組んでいます。
さらに、ALTがHRを担当したり授業を頻繁に行っており、定期試験ごとにALTとの1対1でのスピーキングテストも実施しています。あらゆる場面で自然と英語に触れ、自ら英語を身近に感じ、使う機会が増えていきます。成立学園に来て、「英語のシャワー」を体験してみませんか?
楽しみながら
実践的に
成立学園の国語は「確かな国語力に基づいた創造力」を養うことを目的とした授業を展開します。
言語は思考や創造の源であり、また我々にとってかけがえのないコミュニケーションツールであるからです。 小説や詩、古典・漢文の名作の暗唱や書写を通して、学問の基礎である「読み書き」の部分を鍛えていきます。
また、俳句や短歌、川柳を創作したり、物語の続きを考えたり、「ナショナル ジオグラフィック」や論語を題材とした集団討論を行ったりと、楽しみながら実践的に言語を扱うことで、豊かなボキャブラリーと、より論理的な思考力を育んでいきます。
実習的に学び
数学の楽しさを体感
「算数」と「数学」の違いはなんでしょうか。
どちらも数や図形を扱う教科ですが、目的が違います。
算数は生活をする際に必要となる計算力が必要で、「答えを正しく求める」ことが重要な教科です。
数学はその数がどのような意味を持っているのか、世の中の現象について数を使ってどう表わすのかを学ぶ教科です。答えを出すことにこだわらず、なぜその答えになるのかという「思考力」を追求します。
成立学園では、教科書とノート・鉛筆だけの学びではなく、iPadを取り入れたり道具を使って手を動かしたりするなど実習的に学ぶ中から数学の楽しさを体感していく授業を実践しています。グループワークも積極的に行うことで自分の意見をしっかりと伝える能力を身につけることができます。
また、アース・プロジェクトによる実体験を通して、答えの見えない社会の諸問題も数学的な思考方法で細かく分けていくことで、解決の糸口が見つかり、納得する答えにたどり着くことができる力を養います。
理科を通して責任感や
発表する力を養う
中学の理科では、生命、地球、物質、エネルギーに関する知識を、教科書での学習、観察や実験で深めます。1年生では、校外での観察活動やガスバーナーの使い方の練習を通して、実験の手法と共に、周囲への思いやりや責任感なども養います。また、iPadを活用しながら、実験データの記録やグループでの意見交換を行い、自分の考えを発表できる力を養います。
1年生では、まず生命の単元で植物や動物のからだのつくりやはたらきについて学ぶので、アース・プロジェクトの水田観察では学習した知識や、観察・発表のしかたが生かされます。
「もっと知りたい」
を育てる
「この写真はどこの国の写真ですか?」。
皆さんは何をもって判断するでしょう?
天気、地形、動植物、建物などいろいろな判断材料がありますね。
中学1年次の地理の授業では、「ナショナル ジオグラフィック」を用いて時にこんな授業を展開し、世界や日本の地域の特徴を学びます。中学2年次には世界や日本の過去から現在について、中学3年次の公民では現在の社会の仕組みについて学びます。
社会科では、学ぶための基礎的な知識は小テストなどで繰り返しカバーしつつ、時には学校の外に飛び出して、皆さんの「もっと知りたい」を育てます!
情報技術をどのように
使うかを大切に
直近5年間で最も経済成長率が高かった国であるインドは、ICT教育に力を入れた結果2040年にはGDPでアメリカを抜くともいわれる成長を遂げています。
一方で、インターネット上には情報が氾濫し、ソーシャルメディアであるSNSも使いようによっては悪い影響をもたらします。
成立学園では情報技術を活用するためのツールの技能を習得するのはもちろん、どのように使うかを大切にします。プレゼンテーションや動画作成を実践し、具体的に人の役に立つ経験をすることにより、情報に対する考え方も育みます。
ナショジオ発表会という場において人前で発表をすることで発信力の向上につなげます。
音楽や美術を通じて
成長
歌う、楽器を演奏する、音楽を聴く、音楽を創作するなど、音楽文化との関わり方は無数にあります。オリエンテーションで校歌を全員で歌うことや、合唱コンクールでクラス全員が同じ歌を歌うなど、音楽を通じてコミュニケーション力も育みます。
また、世の中はモノクロだと思うとモノクロに、カラフルだと捉えるとカラフルになります。
ものを特定の視点で捉えることなく、多角的に捉える視点を持つことで、世の中はバラ色に輝いて見えるようになります。
美術では対象を感性豊かに捉える視点を育み、自由に創作する喜びを持ってもらいます。
中学部の連絡版への掲示や鷲宮祭においてクラスTシャツをデザインすることで、作品を創作する感性を育みます。
運動の楽しさや
喜びを味わう
中学生は運動の合理的な実践を通して、運動の楽しさや喜びを味わい、広く運動に親しむことを目標とします。
そこで、運動や健康・安全について理解を深め、生涯にわたって運動に親しむ資質や能力を育てると共に健康の保持増進のための実践力の育成と体力の向上を目指していきます。
また、仲間との運動を通して、コミュニケーション能力を身につけ自己の学校生活に生かしていく授業を展開していきます。授業時はiPadを各所で導入し自己のパフォーマンスを客観的に捉え、特徴を知ることで、計画的に体力を高めていきます。